無題
永い時間の片隅で、僕達は悩み、笑い、怒り、泣き、死んでいく。
死んでいくのは恐いことだと、悲しいことだと、当たり前のように思いながら。
でも、僕達が何をして、どうなったかなんていうのは、さして問題にはならない。
今、僕達の体は、僕達と同じように生きてきた、命あるものの姿なのだから。
僕の指先は昔、空を飛んでいたのかもしれない。
僕の心臓は昔、水の中を泳いでいたかもしれない。
僕の目は昔、光が見えていなかったかもしれない。
僕達は大きな輪の中で、お互いがお互いに、吸収し、吸収され
新しい時間の一瞬を築き上げている。
生きて、死ぬ。
それは次の一瞬への繋ぎのための一瞬に過ぎない。
でも、一瞬でも途切れては、次の一瞬には繋がらない、かけがえのない一瞬。
死んでいくのは恐いことだと、悲しいことだと、当たり前のように思いながら。
でも、僕達が何をして、どうなったかなんていうのは、さして問題にはならない。
今、僕達の体は、僕達と同じように生きてきた、命あるものの姿なのだから。
僕の指先は昔、空を飛んでいたのかもしれない。
僕の心臓は昔、水の中を泳いでいたかもしれない。
僕の目は昔、光が見えていなかったかもしれない。
僕達は大きな輪の中で、お互いがお互いに、吸収し、吸収され
新しい時間の一瞬を築き上げている。
生きて、死ぬ。
それは次の一瞬への繋ぎのための一瞬に過ぎない。
でも、一瞬でも途切れては、次の一瞬には繋がらない、かけがえのない一瞬。
by ryo-ta-n | 2007-08-26 14:29