無題

日毎に机の飴色が温もりを増す晩秋。

そろそろと正直な気持ちを綴っては、
届かない手紙だと屑籠に投函する。

思い浮かぶ北の国は、山も、庭も、城も、
見事な紅に燃えている頃だろう。

何をして、何を考えておいでだろうか。

息災たれ。
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# by ryo-ta-n | 2011-11-18 04:46 | 雑記  

無題

言葉も通じぬこの地で

星の降る夜に

流れた星の軌跡を追って

私は願をかけた





一つは貴方の息災を

一つは貴方の記憶に残ることを

一つは私が迷わないことを





長い時間をかけて探した

私のできることは

夜の深い空に

流れ、そして、溶けていった
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# by ryo-ta-n | 2011-10-28 16:20 | 雑記  

無題

どこまでも続く、蒼い蒼い海が描き出す地平線が
どこまでも続く、青い青い空が描き出す地平線と
どこまでも追い続けても触れ合うことがない

それでも、追いかけていく毎日
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# by ryo-ta-n | 2011-10-24 16:58 | 雑記  

無題

秋茜

曼珠沙華

明けの朱

紅葉


一つずつ、秋が深まる

少しずつ、季節が元の座に還る


どう凌いだものかと、暮る秋

埋火のように静かな、緋の秋
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# by ryo-ta-n | 2011-10-04 06:54 | 雑記  

無題

誰かの一番になれなかったとしても

その誰かが苦しんだ時に

たとえ皆が見捨てたとしても

最後までそっと支える

そんな人間で、私はありたい



たとえ、気づかれなくとも

そっと、傍らに
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# by ryo-ta-n | 2011-10-01 06:00 | 雑記  

無題

あかあかと空高くに月

山向こうへ渡るのならば

どうか遙けき人の

寝息と息災を

静かに包み込んで

明日へと繋いで欲しい
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# by ryo-ta-n | 2011-09-13 04:07 | 日記  

無題

部屋の御簾の隙間から

涼やかな虫の音

思い出に揺れる

夜の秋



輝いた夏は

行方知れずになり

命の終い仕度が

少しずつ始まる



失い行く寂寞よりも

辿ってきた鮮やかな日々に

充足と誇りを感じながら

秋はゆっくりと深まっていく
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# by ryo-ta-n | 2011-09-04 20:46  

無題

季節を探る
どこまでも続く輪の中で

季節が移ろう
風の音、雲の色、光の匂

季節が巡る
出会い、逸れ、亡くす

元の座に戻る時
流した涙は、輝きの種を養い
苦しんだ心は、輝きが根を伸ばす土となり
悲鳴をあげた痛みは、輝きの鮮やかさを教えてくれる
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# by ryo-ta-n | 2011-08-12 03:43 | 雑記  

無題

貴方のことを毎日考えては
言葉に綴りきれない想いが生まれ
何かに縋ろうとしても
結局は全てが零れ落ちていく

夏雲奇峰多く
白南風に乗せてこの思いの丈がわずかでも届けばと
叶いもしない願いと知りつつも
遠く山向こうに手を合わせてしまう

貴方への想いは止め処なく
貴方は陽炎の如く彼方へ
時は記憶だけを残して流れていく
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# by ryo-ta-n | 2011-07-18 12:17 | 雑記  

無題

恐怖から逃れようとして

君を理解しようとせずに

君の隣で笑っていたことが

やっと、申し訳なかったと思うようになりました



僕が消えたことで

君の生活に、縦えたった一つでも

心安き何かが増えたのならばと

為ん方無く、虚ろながらに過ごしている次第です



君の許に吉事の流れがありますように
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# by ryo-ta-n | 2011-05-30 00:08 | 雑記