<   2009年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧

 

無題

納得という二文字をおざなりにしたまま、毎日は淡々と過ぎていく。

さりとて、もしも全ての時間に納得というものが付きまとうとすれば
毎日はおよそ険しく、誰もが人生というものに絶望してしまうだろう。

緩やかに紡がれる自らの思考が、茫漠とした世界の激流の中で
紡がれては千切れ、また紡がれては千切れ、いつまで経っても本来の姿を取り戻せない。

結局まとまらないままにある日ふと後ろを振り返ると、
等身大の空っぽの自分が、こちらを見つめ返している。

思わず立ちすくんでしまいそうになるのをこらえ、
何事もなかったかのように激流の中に身を投じることで
その時感じた絶望は、本当にあったものなのか分からなくなる。

そうして、また、僕らは歩き始める。


納得という二文字は、空っぽの自分の中に放棄したままで。
[PR]

by ryo-ta-n | 2009-04-19 22:13 | 雑記  

無題

死にたいと願った数秒後、世界はその想いすらも許さない。
あるいは世界が消えてしまえと願った数秒後、
今度は自らがその想いを許さない。

どちらが右で、どちらが左かも分からなくなった心で
何に触れ、何を理解し、一体何にすがることができるのか。


その答は季節の外れで砕けて、拾おうとした者の手を鈍く切り裂いた。
[PR]

by ryo-ta-n | 2009-04-08 07:33 | 雑記  

無題

いらついた線香花火が首からぽろりと投身する。
翼を切られたコウノトリが赤子を投げてよこす。
足の消えない幽霊が墓場まで自分で歩いていく。
全てを受け止めようとすればするほど、世の中は崩れていく。

客席に忍ばせていた狂気と、舞台に仕込んでおいた優越感で、
登場人物を奈落の底へと突き落とす。



次に舞台に立つのは誰?
次に屠られるのは誰?
次は、誰?
[PR]

by ryo-ta-n | 2009-04-03 18:49 | 雑記