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無題

心、ここに在らず。

悩み、苦しむうちに、心は私が通れない幾つもの扉をその内に創り上げてしまった。

私の影は、それはもう能面のように表情が分からない。

あるいは、割れた能面なのかもしれない。

千切られたのか、砕かれたのか、溶かされたのか、もしかするとくっついたのか。

心、ここにあらず。

私、ここにあらず。
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by ryo-ta-n | 2009-01-30 21:28 | 雑記  

無題

「僕は、罪人なのでしょうか」

そう書いた手紙は出さないことにした。
手紙はすぐにこの両手に舞い戻るから。
目に見えて、そんなことは分かっているし、
そもそも自分がどういう人なのか、その答も分かっている。

「咎の送り先はどこなのでしょうか」




無言の海の中に、僕はその返答を探すことにした。
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by ryo-ta-n | 2009-01-22 22:24 | 雑記  

無題

自分という「なにか」から這うように伸ばしていた幾つもの物語が、
突然、その続きを描けなくなる。

無限の可能性は、限りない危うさを秘めていた。

あるいは、その物語は全てが演じられていたものだからこそ、
続きがなくなったのかもしれない。




ともあれ、最後に残った「なにか」こそが、
結局のところ、そういうことだったのだと思う。
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by ryo-ta-n | 2009-01-13 21:17 | 雑記  

無題

誰かの嘲笑に合わせて一生懸命にナイフを振り回して

周りの全てを切りつけても不安で仕方ない。

自分の涙にすら切っ先を幾度も幾度も付き立てて、

それでも怒りが収まらない。



この暗い穴蔵から、ただ出たいだけなのに。



小さく深い穴の中で膝を抱えて座り込んで、

自分が求めたものは何一つ手に出来ず、

代わりにますます自分を傷つけたことに

ただひたすらに途方もない孤独を噛締める。
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by ryo-ta-n | 2009-01-05 22:30 | 雑記  

無題

輝けるはずの場所にいながら、この星の塵にすらなろうとしない。

やってる事と言えば、毎日嘘を積み重ねて、

崩れ落ちてきた罪にその身が押しつぶされるがまま。

なのに、馬鹿みたいに白い服が、これまた馬鹿みたいに似合う。

全てが、嘘と虚栄の塊みたいな人。



いつの間に、その人はそんなにも惨めになってしまったのだろう。
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by ryo-ta-n | 2009-01-03 03:32 | 雑記