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無題

かざぐるま

夏の夜の吐息でまわる

首をまわせば楽なのにいつもまっすぐに風を受け止めて

なんて不器用なおもちゃだろう


かざぐるま

深夜12時の音を奏で始める

時計回りにまわり始めて、決して逆には回らない

なんて切ないおもちゃだろう


かざぐるま

想いを車軸に今夜も回り続ける

あの時と同じ風には二度と巡り会えない悲しみを振り払いながら

なんて愚かなおもちゃだろう


かざぐるま、かざぐるま

今日が閉じても、夏が過ぎても、僕がいなくなっても、回り続けておくれよ

おまえを愛でた、あの柔らかな手を持つ人を思い出しながら
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by ryo-ta-n | 2008-05-29 00:27 | 雑記  

無題

見えない鎖に繋がれた人たち。
見えない何かに枷を引かれて、上手に笑い転げる。
見えない何かに鞭で叩かれ、上手に笑い転げる。
見えない何かに首を絞められ、上手に笑い転げる。

見えない鎖に命を繋いだ人たち。
見えない何かの先に、明日を見る。
見えない何かの先に、愛を求める。
見えない何かの先に、手を伸ばす。

見えない鎖は想いと嫉妬で編みこまれ、全ての人の手足を縛る。
見えない鎖は怒りと涙で編みこまれ、傀儡の瞳を縛り忘れる。
見えない鎖は吐息と諦めで編みこまれ、気がつけばもつれ合う。
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by ryo-ta-n | 2008-05-24 01:39 | 雑記  

無題

空が落ちてくるっていう感覚、君にはない?
世界が全てモノクロ写真みたいに見えることは?
心の臓のあたりに鉛球でも入ってるような重苦しい感じとかは?

僕にはね、あるんだ、そう言う風に感じることが。
人生の半分くらいの長い間、ずっとね。

昔はね、色々なものが鮮やかで、生き生きと映っていたはずなんだけどさ。
今ビルとかが僕を押しつぶしてくる感じがするし、
人の表情も本当の意味で捉えられていないんだと思う。

いっそ気が付かないくらい一瞬のうちに全てが崩れていけば楽なのにね。

僕らが生きるっていうことはきっと、業にのた打ち回って、
どれだけ自分の魂が耐えられるか、それを知るためのものなんだよ。
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by ryo-ta-n | 2008-05-17 00:25 | 雑記  

無題

あなたの翼に包まれて、私は飛べない空の夢を見る。
高く、蒼く、眩い空。
あんなにも雲が下に見える。
悲しみも、苦しみも、全てを、地上に捨てて、空高く舞い上がる。

あなたの翼に包まれて、私は飛べない空の夢を見る。
こんなにも高くから眺めれば、飢えも、病も、憎悪も、全てが見えない。
町からあがる煙は、争いの火ではなく、飯炊きの火にすら見えてしまう。
全てが滑稽に見える美しい世界を、私とあなたで翔け上がる。

あなたの翼に包まれて、私は飛べない空の夢を見て、
地べたを這いずる毎日に、心の灯りを消していく。
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by ryo-ta-n | 2008-05-13 01:07 | 雑記  

無題

一人きりの真っ暗な部屋の壁際に座り込んで
ぼんやりと明後日のほうを見遣って、そして目を閉じる。

心の中から湧き出た想いという想いの一つ一つが
僕の頭を壁へ、壁へと押し付けていく。

悲しいことなんて何一つない。
悔しいことも何一つない。
感じることなんて、何一つない。

涙の中に本音を閉じ込めて、この部屋いっぱいに君を満たしていく。

空が白む頃には、君の夢を見てしまうに違いない。
でも、今少しの間だけでいい。
何もかも忘れて、自分の命さえも忘れて
この心地よい闇の中に僕を溶かしていこう。

明日も進まないといけない道が、僕の前に伸びているから。
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by ryo-ta-n | 2008-05-04 19:21 | 雑記