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無題

退屈。
君は退屈。

分かるかな、俺の言葉の意味が。
特技が一つ二つあるとか、気立てがいいとか、そういうのだけじゃ、退屈なんだよね。

言っていいかな。

その程度で俺の前に立つだなんて、身の程をわきまえないにも程があるよ。
君みたいに輝やいていないモノに、用はないんだ。

分かったかな。
分かったらそこを退いて、俺の人生の邪魔をしないでくれ。

だって、君は退屈なんだから。
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by ryo-ta-n | 2007-11-30 03:53  

無題

帰る場所がない人は、どこに行けばいいのだろう。
寄る辺ない人は、どこに行けばいいのだろう。
孤独に包まれた人は。

月明かりを頼りに夜の小道を歩き、
星明りを頼りに神様を探して、
それでも悲しみに溺れる人は、なにを頼ればいいのだろう。

迷い、悩み、やっとたどり着いたと思えば、そこは昔いた場所だったことに気がつく。
長い日々は繰り返し、繰り返し涙を私の所まで打ち寄せる。
これ以上傷つかないために流し捨てた、人への優しさとともに。

光はどこだ。
温もりはどこだ。

この目が見えなくなる前に、この耳が聞こえなくなる前に
この白い夜から抜け出す道しるべに触れられたなら。

その先に待つ世界は、更なる地獄か、それとも夢見た日々なのか。
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by ryo-ta-n | 2007-11-27 02:15  

無題

もっと近くへ。
静かに、息を潜めて。
その胸元に吸い付いて、そのまま命のポンプまで。

私で全てを満たして。


もっと近くへ。
激しく、声を荒げて。
この胸元に噛み付いて、そのまま命のポンプまで。

あなたで全てを満たして。


痛い、熱い、苦しい。
寒い、痒い、悲しい。

お互いの引きずった物を、それぞれに注いで、死の鼓動を流そう。
倒れた後には、私とあなたで全てが満たされる。
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by ryo-ta-n | 2007-11-25 20:19 | 雑記  

無題

根無し草。
茎や葉がどれだけ力強くても、そよ風にさえ手折られる草。

そうならないように、いつも根を太く、更に太く、養ってきた。
葉色は深く、茎は幹へと、枯れずに大きくなるために。

ある日、木は倒れた。
大木になる前に倒れた。

根も、幹も、枝も、同じ日に芽を出したどの木よりも太かった。

でも、横たわった大地には、乾いて痩せた土しかなかった。
何も住まわない砂が、木を静かに飲み込んでいく。
大きくなるまで待っていた間に、ゆっくりと研ぎ上げた爪と歯で木を削りながら。
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by ryo-ta-n | 2007-11-22 12:14  

無題

もしも僕が生まれた時から
目が見えなくて、耳が聞こえなかったら、毎日はどうだったのだろう。

光が見えなくて、水の流れる音も分からない。

でも、目の前で繰り広げられる自分とは一見関係ない世界の
赤く吹き出す血液や、心を切り刻んでいく言葉、
傷ついた人々のうつろな表情と呻き声は
本当に自分とは関係ない世界のことになるんだろうか。

逃避したことへの罪悪感を一切感じることなく、外の世界から
自分を守ることはできるのだろうか。

所詮は不謹慎な妄想に過ぎないが、
私の心は毎日に押しつぶされかけている。

あぁ、いっそ人の痛みが全く分からない悪魔になれたなら、どんなに楽だろう。
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by ryo-ta-n | 2007-11-17 23:51 | 雑記