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その台詞は

君は手を振って、私にありがとうと一言つげた。
太陽のような笑顔で。

その台詞は本当は私の台詞だった。
ありがとうは、私のほうが言わなけれならない台詞だった。

大粒の涙がありがとうを、ごめんなさいに変えて、私の口から嗚咽を引きずり出してくる。
そんな私でいても、君はありがとうと、もう一回言ってくれた。

月のような笑顔で。



あぁ、私は救われた。
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by ryo-ta-n | 2006-11-25 01:33 | 日記  

手を伸ばせば

すぐそこにある幸せ。
簡単に掴み取れる幸せ。


なのに、どうしてこうも手が伸ばせないのか。


失くしたときに負う傷が怖いからか。
はたまた失くすことが前提だと思っているからか。


俺は神じゃない。
人はどう見るかは知らないが、とてもとても小さな一人の弱者なんだ。
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by ryo-ta-n | 2006-11-24 01:40 | 雑記  

誕生

手のひらをそっと頭に当てて、
その体を抱き寄せる。

その顔は涙越しに滲んで見えるが、
存在は手のひらのぬくもりが教えてくれる。

長い間、君の事をずっと待っていた。
一日とて君を思わない日はなかった。

ありがとう。
今日というこの日を、僕は忘れない。
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by ryo-ta-n | 2006-11-22 00:59 | 日記  

傍にいさせて

俺の顔に俺を見るんじゃなくて、
俺の顔に他の誰かを思い出したとしても、
傍にいさせて。

俺が知らないその誰かでしか、
君の傷口に手のひらを当てられないのなら、
俺は知らない鼻歌を歌おう。

俺が俺であることをやめて、
君は俺にその誰かを重ねていくとしても、
傍にいさせて。

俺が君の瞳の向こうの誰かを憎んだとしても、
君が平穏でいられるなら、
この目を閉じてしまおう。

全てを捨てて、
何も残らないとしても、
傍にいさせて。

愚かしくていい。
報われなくていい。

君の傍にいさせて。
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by ryo-ta-n | 2006-11-20 00:39 | 雑記