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相手に語らせるということ

自分のことは少なからず知ってほしいと思う。
全ては知られたくなくとも、自分を知って認めて、そして受け入れてもらいたいと、
どんなに強い人でも、心のどこかで願っていると思う。

ただ、だからと言って、自分のことになんでも結びつけ話を展開するのは、
良くないと思う。
人の切り出した話題という話題に自分のケースを便乗させたり、
あるいは、人の展開した話題を端から否定して、二次的に自分を展開させたりするのは、
どうも感心しないし、先ずそういう人と同席していると楽しくはない。

もしできるのなら、先ずは相手に先に語らせるのがいいと思う。
相手のことを受け止めることが、きっと自分のことを知ってもらうには
最短のルートだと思う。

中には相手の話に共感できないこともあるだろうし、
むしろ反感を覚えることもあるかもしれない。
けれど、他人はあくまで他人で、自分ではない。
そういう部分を持っているのが当たり前だと思う。
そういう部分も含めて認められれば、それが一番いいと思う。

それがどうしても譲れないものであれば、
むやみに自分を知ってもらう必要はないし、
それを我慢してまで自分を安売りする必要もない。

相手に語らせる余裕。
それを俺は身につけたい。
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by ryo-ta-n | 2006-07-24 23:12 | 雑記  

漂流

僕の右手で罪状を、僕の左手で凡庸を、
それぞれを握り締めて、僕はあの日この海へと出た。

この忸怩たる時間にまみれた日々は、
僕の心を決して許しはしない。
贖罪の権利も、弁解の場も、全てを放棄して、
この海は果てることなく僕を攻め立てる。

時に高波で、時に濃霧で、凪の時でさえ僕の記憶を呼び起こし、
終わった過去を刃に変えて僕を攻め立てる。



美しい程に容赦なく。



寄る辺なきこの船は、崩れてしまえばと思うも、
忌々しいほどに乗り手が気丈で沈むことはなく、
しかし舵を取れるほどの術は持ち合わせておらず。

この船が海から岸辺へと引き上げられるのは、
海を作り上げたその過去が、涙を枯らしたその時と期待して、
僕はまた方角が分からないままに、この船で航海を続ける。



あてどなく、あてどなく。
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by ryo-ta-n | 2006-07-19 02:27 | 雑記  

核心

本当に伝えたいのならば、難しい言葉はいらない。

余計な前置きも、余計な気取りも、全てを抑えて。

何も気にせずに、言えばいい。

そこに必要なのは、自分がいつも馬鹿にしているひとかけらの勇気だけ。





今、俺の心を君に伝えようと思う。
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by ryo-ta-n | 2006-07-18 00:33 | 雑記  

落ちていこう

空へ向かって落ちていこう。
雲の上の天国まで落ちていこう。

墜ちるんじゃない、落ちるんだ。
この世の全てをひっくり返して、抑圧された裏側の自分を解放してみるんだ。

どこまでも、いつまでも、たどり着けるかは分からない空へ向けて。






誰かが手を差し伸べてくれるだろうか。
その手を俺は掴んでいいんだろうか。

叶うなら、その手を取って、道連れに。
高く、どこまでも青い空へ。
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by ryo-ta-n | 2006-07-13 02:18 | 雑記  

人はそう言うけれど

そんなに廃退的でも後ろ向きでもないし、自傷的でもない。
ただ少しだけ感傷的で、強がりなんだと思う。


時には人の不幸を願いながらも、毎晩神様に世界の平和を祈り、
自分の全能性のなさを呪い、鏡の前で笑ってみる。

消えてしまった言葉の向こう側と、言えなかった言葉の影に、
いつも自分の面影を縫い付けなら、ただ幸せでありたいと、
そう思いながら心の海で穏やかに漂流している。


きっとそれが、俺なんだと思う。
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by ryo-ta-n | 2006-07-10 04:13 | 雑記  

夜が明ける

もしその時に、君の背中が隣にあるのなら、
きっと俺は涙が枯れ果てても、泣き続けるだろう。

ないことよりも、あることへの不安。

当たり前の毎日は、いつも恐怖をはらみながら、
静かに、そう、静かに、君と俺の間を流れていく。
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by ryo-ta-n | 2006-07-09 04:31 | 雑記  

心のカタチ

見た目。

これは簡単。
自分の目で見て、すぐに一級品か、そうでないかが決められる。


心のカタチ。

これは至難。
触れることはなく、見ることもできない。



心の奥には誰もが自分としてのカタチを持っているのに、
実はその本人すら把握ができていない。
言葉の切れ端から相手のカタチを想像し、その人に色を塗る。
それが間違っているかどうかは誰も分からない。
ただ、幾多もの人に色を塗っていくと、それとなく自分の色が見えてくる。
ぼんやりと、時に濃く、時に薄く。



でも、残念なことにその色は最期まで知ることはできない。
心はそのカタチを刻一刻と変え、纏う色も定まることがない。



我々は無限の宇宙にして、果てることのない道を歩む旅人。
目的地はなく、そして寄るべき星もなく、ただなにかを求めて。
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by ryo-ta-n | 2006-07-03 01:02 | 雑記