無題

孵らなかった想い、というのはあるのだろうか。
自分では気が付かなかった、自分の中で生まれたかったもの。
もしかしたら、殻を割ろうとしていたそれを知らないうちに暖め過ぎたのかも知れない。
あるいは、ひびまで入ったそれを直視はせずに凍えさせてやったのかも知れない。

その幾つもの屍骸の欠片が、毎日の中で仮面の下からぽろぽろと零れ落ちていくとしたら。

きっと仮面を剥いだ時の僕は、醜いのっぺらぼうみたいなもんだろう。
だから人は僕を見ようとしないのかもしれない。

巣立たせるということは、難しい。
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by ryo-ta-n | 2009-02-22 03:24 | 雑記  

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