無題
違う、僕が求めた言葉はこんなのじゃない。
こんなにも誰かの心をえぐるような言葉じゃない。
誰かを包み、誰かに包まれるための、ただそれだけの言葉。
この口から飛び出していく想いは、魂の垢のような呪わしいものばかり。
奥にためこんだ浅ましく、痛ましい想いが、瞬きをする間に熟れては弾け飛んでくる。
この口から、誰かの優しさに向けて。
すがりたかった心に、鋭い牙を立てて。
振り向いて手を差し伸べて欲しかった人の返り血を浴びながら。
こんなにも誰かの心をえぐるような言葉じゃない。
誰かを包み、誰かに包まれるための、ただそれだけの言葉。
この口から飛び出していく想いは、魂の垢のような呪わしいものばかり。
奥にためこんだ浅ましく、痛ましい想いが、瞬きをする間に熟れては弾け飛んでくる。
この口から、誰かの優しさに向けて。
すがりたかった心に、鋭い牙を立てて。
振り向いて手を差し伸べて欲しかった人の返り血を浴びながら。
by ryo-ta-n | 2008-08-13 21:59 | 雑記