無題

かざぐるま

夏の夜の吐息でまわる

首をまわせば楽なのにいつもまっすぐに風を受け止めて

なんて不器用なおもちゃだろう


かざぐるま

深夜12時の音を奏で始める

時計回りにまわり始めて、決して逆には回らない

なんて切ないおもちゃだろう


かざぐるま

想いを車軸に今夜も回り続ける

あの時と同じ風には二度と巡り会えない悲しみを振り払いながら

なんて愚かなおもちゃだろう


かざぐるま、かざぐるま

今日が閉じても、夏が過ぎても、僕がいなくなっても、回り続けておくれよ

おまえを愛でた、あの柔らかな手を持つ人を思い出しながら
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by ryo-ta-n | 2008-05-29 00:27 | 雑記  

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