無題

心の内を口にしてみる。
隠していた気持ちを相手にぶつけてみる。

これ以上は苦し過ぎるから。

これ以上はやりきれないから。

これ以上は一人では歩けないから。

口を開いた瞬間に心に広がっていたのは、諦めと嫉妬がほんの少し。
そしてすがりつくような愛情が瞳からの水玉に包まれながら流れていく。




どうしてなんだろう。
もっと早く伝えたらよかったのかな。
君の唇から僕に流れ込む気持ちは僕が待ち続けたものそのものなのに
待ち続けた時間が、それにどう触れたらいいのかをもう忘れさせてしまって。

一つずつ、思い出していこう。
君が僕に追いついてくるまでにはまだ時間があるから。
一つずつ、一つずつ。


母の腕の中で幼子が感じるような無条件の心地良さを
君が僕の隣で気が付かないうちに感じられるように。
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by ryo-ta-n | 2008-04-27 13:38 | 雑記  

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