枯れる

地に落ちた鐘は叩けども響かない。
こぼれ落ちる願いは鈍い音を立てながら、ただひたすらに叩き続けられる。
届かない想いは怒りへと変わり、この口は喉笛から魂を引きずり出したい衝動を放つ。
眼は虚をたたえ、見えないことへの安息が心を黒く塗りつぶした。

赤く黒い小さな拍動は、目指した光を絡めとろうとしている。

美しく咲く時はわずか。
散らずに残る花弁は面影を残さずして醜い。
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by ryo-ta-n | 2007-05-30 00:47 | 雑記  

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