中秋の名月

いつもよりも高い所で輝いているように見えるのは気のせいだろうか。

ないものねだりだと分かってはいても、それを求められずにはいられない。

元から手を伸ばしても届かないものなのに、
それがこんなにも切なく感じるのは秋風のせいなんだろうか。


俺は俺ではなくなりたいがために何かを欲し、
俺から逃れられないがためにこうも苦しいのかもしれない。



秋空に輝き始めた月は、静かに季節の下り坂へと沈んでいく。
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by ryo-ta-n | 2006-10-09 04:00 | 雑記  

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