傷は塞がらず

許せない。

許せない。



あの日伸ばした手は払いのけられ、あるいは無視された。
全て銃口はマジックミラーの向こう側で俺に向けられていた。



罪を打ち放ち、言い訳を作り出すために。



打ち抜かれたのは体ではなく、むしろ心。
流したものは涙ではなく、恨み。
得られたものは怒りと猜疑心、そしてわずかな寂寥。



これから先、俺は忘れないだろう。
彼らが死んでも忘れられないだろう。
この胸の奥深くに刻まれて、未だに閉じることのない傷と同じ苦しみを
彼らがこの先味わったとしても、俺は忘れられないだろう。



たとえ後悔させて、這いつくばらせて、その先に成す術が何一つない未来に追い詰めても、
許せない。

許せない。

許さない。
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by ryo-ta-n | 2006-09-04 02:37 | 雑記  

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