理解

最近医療現場を回るようになって、
また一段と人の心の奥が垣間見える機会が増えてきた。

まぁ、そういう場所で出会う人はたいてい病気で弱ってるわけだから、
ガードが甘くなってしまうわけで、それできっと見えてしまうんだろうね…。

非難を恐れず言えば、馬鹿みたいなことで弱ってる人もいると思うし、
とんでもないことを抱えていても気丈にしてる人もいるし、
はたまた人のせいにして逃げてる人もいる。


家庭内暴力を受けている元韓国人の女。

ストレスで頭髪が殆ど抜けてしまった性同一性障害の中年男。

相続分配の問題で、本当は死んでしまいたいのに今日も麻薬を打つ末期癌の老人。

家賃が払えずに一日中飲みまくりのアルコール依存症の女。

買い物中に生理痛で倒れる女。

病棟まで愛人が追いかけてくる、大手企業の重役の男。


まぁ、病気以外の抱えている問題の大変さが、深刻だとか取るに足りないだとか、
そういうことは自分の勝手な価値観というモノサシで測って決めるものだから、
そこいらへんは各個人に任せるとしても、
一つだけ言えることがあると思う。


誰しも苦しんでる。


程度の差こそあれ、みんな苦しんでるんだよね。


そして、たいてい誰にも理解してもらえない。


上辺の理解をする人はたくさんいるけどね。


そういう人が世の中に溢れていて、自分には何ができるのか。
最近、そういうことをよくかんがえるようになってることに、さっき気がついた。
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by ryo-ta-n | 2006-06-01 01:37 | 雑記  

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