無題

ひりひりした不快感から逃れたくて
早く、一日でも早く
全てを一人で決められるように
強さを求めていた

今や、不快感は消えて
求めた以上の強さに
途方のない寂しさを
突きつけられて過ごす

今になって気がつく
あの梅雨のような不快感とは
可能性が詰まった
恵みの時期だったのだと

花を咲かせるために
双葉を捨て
花を散らして
実を結び
そして土へと還り
私達は安寧に抱かれる
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by ryo-ta-n | 2016-10-02 20:32  

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