無題

新たな暦の始まりは、何かの終わりと引き換えにやってくる

容のあるもの、言葉では捕らえきれないもの、手放せないもの

何かの在り方が変わる時、人は歯を食いしばらなければならない

痛みに、苦しみに、悲しみに膝が折れないように



重ねた掌は、実は僕しか握っていなかった

告げられた言葉は、沈黙でしかなかった

どんなに求めても、どんなに手を伸ばしても

欲しかったものは、思い出と時間の隙間に逃げていく



新たな記憶を育む勇気はなく

秘めやかな日々を手放す勇気もなく

さりとて、自分の足跡を見つめる勇気もない



終りと初めの狭間で

自分が辿った時を、想いを、人を超えられず

全ての鼓動に触れることが、ただただ、苦しい
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by ryo-ta-n | 2011-01-01 02:00 | 雑記  

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