無題

みんなが仮面を被っている。
自分とは似つかない、でも良くできた仮面を、みんなが被っている。

本当の顔は、みんな仮面の下。

でも、時々膨らみすぎた自分を隠しきれなくて、
仮面の端から狡猾な涙だったり、しじまなる殺意だったり、しどけない悦びだったり
色々なものがはらりはらりと零れ落ちていく。

そんな時、あまりにもおぞましい自分に慄いて、
頭を両手で抱えて、声も出せなくなって、生きることに絶望してしまう。


そういう挫けた人を、仮面を上手に被り続けている人達は
仮面の下に色々なものを隠しながら、然もありなんと
罪人であるが如くに、無遠慮に仮面の隙間から睨みつける。
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by ryo-ta-n | 2009-07-24 23:32 | 雑記  

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